マザコン夫との離婚
いわゆる「マザコン夫」との離婚問題を抱えている方
「マザコン夫」とは、法律用語ではなく、正確な定義があるわけでもありませんが、一般に以下のような特徴を持っていることが挙げられます。
- 母親を何よりも優先させる
- 母親に強く依存している
- 物事を自分で決めることができず、何でも母親に判断を委ねる
以下のような点が当てはまる人は、マザコン夫の典型例と言えます。
- 妻に対して普段は優しく、夫婦仲はいいが、姑と言い合いになったときに、姑の味方をする
- どんなことでも姑に相談し、妻の悪口を言う
- 姑に妻がいじめられても、何も言ってくれない
- 姑が間違った発言をしても、それを否定できない
- 姑に意見することができない
- 義父母も夫婦関係に過度に干渉してくる上に、それが当たり前と考えている
過去に解決した事例
当事務所で解決した案件から一つ例を挙げると、以下のような事案がありました。
一流企業に勤務し、都内に両親が所有する戸建て住宅で両親と同居している男性が、結婚相談所を通じて知り合った女性と結婚しました。
妻は、結婚した夫の実家に入り、専業主婦として生活をはじめました。
しかし、義父母が夫婦の生活に過干渉してくるため、夫に相談しましたが、夫は仲を取り持ってはくれませんでした。
妻は精神的に疲弊してしまい、病院に通院することになりましたが、夫は妻を理解してくれません。
やむなく一度別居することになりました。
夫からは、妻を気遣うメールが届きましたが、他方で夫から母親に対しては、妻をけなす内容のメールが送られていたことが、ある日判明しました。
このような状況から、妻は夫の両親との同居生活はできないと考えて、実家を出て生活することを夫に提案しましたが、これも受け入れられなかったことから、最終的には離婚を決意しました。
やむなく離婚を決意した妻ですが、義父母の意向もあってか、離婚についての条件がまとまらず、最終的には双方弁護士を立てて協議をし、協議離婚が成立するにいたりました。
マザコン夫との関係に悩んでいる方の中には、夫に対し、「自分に対しては優しいし」「欠点といっても、そこしかない」、「経済的には不自由の無い生活を送ることが出来ている」と、不満を抱きつつも我慢しているうちに、最終的には日々の不満の積み重ねから精神的に不調を来たしてしまう、というケースもございます。
あるいはそこまでひどい状況になる前に我慢ができず別居をしたが、何も変わらないケースや、逆に、文句があるなら出て行け、と夫や義父母に言われてしまうケースなども考えられます。
このようなケースでは、離婚をするにしても、復縁するにしても、夫は姑の言いなりですので、なかなか話し合いで解決することができず、調停や訴訟にまで進んでしまうケースも多いです。
いわゆるマザコン夫との離婚を考えている方は、当事務所にご相談ください。
当事務所は、あなたにとって最も良い条件で離婚をする方法を、あなたと一緒に考え、提案いたします。