事例19 別居中の夫から、不貞行為を原因に2000万円の支払いを求めて訴訟提起されたが、弁護士が介入した結果、慰謝料0円で和解を成立させ、かつ、離婚成立となった事案

事案

別居中の夫から、不貞行為を原因に2000万円の支払いを求めて訴訟提起されたが、弁護士が介入した結果、慰謝料0円で和解を成立させ、かつ、離婚成立となった事案 

 

家族状況

依頼者(妻):50代女性
夫      :50代男性

 

相談時の状況

 依頼者は、夫以外の男性と関係を持ったことが原因で、約3年の間、夫と別居していましたが、夫から、不貞行為を理由に2000万円の慰謝料を求めて訴訟を提起されたため、当事務所に来所されました。

解決に至るまで

当事務所の弁護士が調査したところ、依頼者は、別居前に、不貞関係に対する謝罪として、自身が所有する土地を夫に贈与していたことが明らかとなったため、弁護士は、裁判において夫の損害は既に填補されている旨を主張しました。

 

夫は贈与の趣旨を争いましたが、証人尋問において、弁護士が夫の主張の矛盾を指摘した結果、裁判所は、依頼者側の主張を認め、慰謝料を一切払わない内容での和解を成立させることができました。

 

 また、依頼者は、離婚を強く希望していましたが、それまで夫が応じてくれない状況でした。しかし、弁護士を通じて協議した結果、夫は離婚を了承し、和解と同時に、離婚を成立させることもできました。

 


解決のポイント

・弁護士が介入し、適切な主張反論を行ったことで、2000万円という多額の請求を退ける判決を獲得することができました。


・不貞を行った側からの離婚請求は原則として認められない(長期にわたる別居等が必要となる)ところ、弁護士が介入して協議をした結果、夫を離婚に応じさせることができました。

 

 

  

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